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2021.05.07

琵琶湖の郷土料理作りにトライ

5月に予約スタート!湖の恵みに触れる「鮒ずし作り体験クルーズ」





琵琶湖の伝統的保存食として知られる「鮒ずし」



 琵琶湖で獲れる魚介類を使った伝統的な食文化が残る滋賀県。毎年7月に琵琶湖汽船が期間限定で運航するクルーズでは、琵琶湖の固有種である二ゴロブナを使った鮒ずし作りにチャレンジすることができます。この「鮒ずし作り体験クルーズ」は、郷土料理を通じて特有の文化や湖の環境保全について知ってもらおうと、琵琶湖汽船と滋賀県水産課、沖島漁業組合が協力し2009年から開催。毎年この時期を楽しみにしているリピーターも多いそう。
 大津港から高速船に乗り込み約1時間、会場である沖島に到着するとさっそく鮒ずし作り開始。最初に、塩漬けされたニゴロブナのウロコや汚れなどが残らないように表面を磨きます。磨き終えたニゴロブナは2時間ほど乾燥させ、その後腹にご飯を詰め、樽の中にニゴロブナとご飯を交互に重ねていき漬け込みます。1樽で約5kg、15~20匹のニゴロブナを漬けたら当日の作業は終了。沖島の漁師さんが丁寧に教えてくれるので初めての人でも簡単です。また昼食では、琵琶湖の魚や沖島で採れた野菜をふんだんに使った「島ごはん」が味わえます(希望者のみ)。あとは樽を持ち帰り、発酵が進むのを待つだけ。約4カ月後には、美味しい鮒ずしが完成します。
 人気のクルーズのため、予約は抽選受付制で、5月初旬頃から受付開始。その年のニゴロブナの漁獲量から募集人数が決まるそう。琵琶湖ならではの食材を用いた郷土料理の魅力に触れてみませんか。

陰干しは約2時間かかるので、空いた時間は昼食や島の散策がおすすめ


「飯(いい)づけ」と呼ばれる工程では、フナの口から飛び出るほどご飯を詰める


沖島は日本で唯一の湖に浮かぶ有人島。琵琶湖の雄大な風景もクルーズの見どころ


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[データ]
鮒ずし作り体験クルーズ
住所/大津市浜大津5-1-1(大津港)



運航日/7月6日(火) 8日(木) 10日(土) 12日(月)
      14日(水) 16日(金) 18日(日) 20日(火)(抽選受付制、5月7日(金)より受付開始)
料金/29,300円~[乗船料・材料費込]※希望者のみ昼食代別途必要
駐車場/なし ※浜大津アーカス駐車場を利用する場合は、乗船券を浜大津アーカス2階「湖の駅 浜大津」で提示すると3時間無料
問い合わせ/077-524-5000(琵琶湖汽船予約センター 9:00~17:00)

「鮒ずし作り体験クルーズ」のHPは▶こちら

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