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2025.11.28

甘酸っぱいリンゴが主役のパイ「L’esprit du Pain」



JR草津駅からもほど近く、旧街道沿いに歴史ある佇まいを残す草津宿本陣。そのすぐそばに立つベーカリー「L’esprit du Pain(レスプリ デュ パン)」は、日本のほかパリのパン店でも6年間腕を磨いた店主、近藤洋平さんが営むお店。添加物はほとんど使わず天然酵母を用い、一晩じっくり寝かせて長時間発酵させるフランスの伝統製法のパンやヴィエノワズリー(菓子パン)が評判です。

なかでも秋冬に食べたいのが「ショッソン・ポム」(453円)。表面に葉の模様を付けた半月型の伝統的なアップルパイです。何層にも折りたたんだパイ生地は軽くてサクサク。中に閉じ込めた自家製リンゴのコンポートは、リンゴに砂糖とバター、バニラビーンズだけを加えたシンプルなもので、素材の風味がしっかり感じられます。午前中に売り切れることも多い人気の品のため、ぜひ味わいたいときは予約がベター。

南フランス発祥のパン菓子「トロペジェンヌ」に近藤さんのアイデアを加えた、「トロペジェンヌ・マロン」(464円)も見逃せません。外側は、ラムシロップを染み込ませた口溶けのよいブリオッシュ。中には、カスタードにバターを加えたリッチなクレーム・ムースリーヌに、マロンペーストと渋皮栗を混ぜ込んだクリームがたっぷり詰まっています。贅沢な味わいの秋だけの期間限定品です。

また同じく南フランス生まれのしっとり食感の食事パン「ロデブ」をベースに、ドライイチジクとクルミを加えたオリジナルの「ロデブ・フィグノア」(345円)も人気です。皮はパリッと香ばしく、中はしっとり。こちらは秋から春にかけてよく登場します。

店内はフランスのパン屋さんと同じ対面式で、ショーケースに並ぶパンを前に、店員さんとの会話を楽しみながら選ぶスタイル。フランスの伝統的なパンはもちろん、近藤さんがアレンジを加えたオリジナルパンや、ブリオッシュ生地で作る「あんぱん」「クリームパン」といった日本の定番パンなど、常時約80種類が並びます。本格的なフランス系パンが食べたくなったらぜひ足を運びたい一軒です。



フランス製パンの技と店主のアイデアが融合する「トロペジェンヌ・マロン」と「ロデブ・フィグノア」



旧東海道と旧中山道の分岐点のすぐそばに立つ小さなお店



木製のおしゃれなショーケースにはフランス伝統のパンなどがずらりと並びます

<営業データ>
住所/草津市草津町1-3-14
電話/077-509-7844
営業時間/7:00〜19:00
定休日/火曜、月曜不定休 ※ほか不定休あり
駐車場/なし




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